追手門学院小学校は、大阪・天満橋の緑豊かなエリアにある、創立130年以上の伝統校です。西日本で最も古い私立小学校のひとつとして知られ、関西の中でもひときわ存在感のある“セレブ小学校”として注目を集めています。
そんな「お金持ちの子が多い学校」のイメージが強い追手門学院小学校について、年間学費や寄付金、偏差値や倍率などの気になるポイントを分かりやすくご紹介します。
なお、この記事はあくまで中立的な立場からの情報提供を目的としており、これから進学を検討するご家庭の参考になればと思います。
追手門学院小学校はお金持ちが多い?

日本のお金持ち学校?関西セレブ小学校としてのブランド力
追手門学院小学校(おうてもん)は「関西のセレブ校」として名前が挙がることも多いです。なぜそんなふうに言われているのか、その理由は一つではありません。
まず目を引くのが、長い歴史と伝統です。1888年に創立された追手門学院小学校は、なんと西日本で最も古い私立小学校のひとつ。100年以上にわたり教育の質を守り続けてきたことから、その名前にはしっかりとした「ブランド力」が宿っています。大阪だけでなく、関西一円からも注目されている理由のひとつです。
次にポイントとなるのが、充実した教育環境。校内には、最先端の学習設備を整えた“メディアラボ”や“フューチャーラボ”と呼ばれる施設があります。
- 150インチ以上の大スクリーン
- 大型電子黒板
- 図書館とPCルームが融合したアクティブゾーン
- 少人数での英語学習ができるイングリッシュゾーン
こうした環境で、子どもたちは最新のICTを活用した教育を受けています。
保護者の雰囲気もなかなか独特のようです。「お金持ち学校」と呼ばれるのは、こうした保護者層の印象にもよるところが大きいかもしれません。
- 通学時に高級車が並ぶこともある
- 保護者の多くがハイブランド(エルメスなど)をさりげなく身に着けている
- きょうだい全員を私立に通わせている家庭もめずらしくない
もちろん全員がそういうわけではありませんが、経済的にゆとりのある家庭が集まりやすい校風は、自然と学校の印象にも影響しています。
これらの特徴が合わさって、追手門学院小学校は「関西セレブ小学校」として広く認知されています。品のある環境の中で、学力と人間性の両方を育てたいという家庭にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
医者の子どもが多いって本当?
「追手門って医者の子が多いらしいよ?」という話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。実際、医療関係者の家庭が多く在籍していることは、学校関係者の言葉からも明らかになっています。
特にコロナ禍の際、学校側が「医療従事者の家庭が多い」と公に発言しており、その実態が広く知られるきっかけとなりました。これは偶然ではなく、学費を継続して支払える経済力と、教育への意識が高い家庭層が多く集まっている証ともいえます。
年間学費はいくら?寄付金が高額って本当?
追手門学院小学校を検討するうえで、やはり気になるのが「お金のこと」ですよね。追手門学院小学校の学費は関西の中でも高額です。
年間でかかる主な費用は、以下の通りです。
- 授業料:819,000円
- 施設設備資金:60,000円
- 給食費:85,000円(週5日・完全給食)
- PTA関連費用など:約60,000円
合計で、年間約102万円ほどが目安となります。これは授業料だけでなく、学校生活に必要な設備・食費なども含まれています。
加えて、入学時には以下の費用もかかります。
- 入学金:250,000円
- 入学時施設協力金:50,000円
さらに、任意ながら実質的に求められる「施設充実特別寄付金」があります。
- 1口50万円(1口以上)
この高額な寄付金があることで「やっぱり追手門はお金持ちの家庭向け」という印象を強めているのかもしれませんね。寄付は任意とされてはいるものの、実際には多くの家庭が協力しているようです。
一方で、そのぶん施設や教育内容には力が入っているので「費用に見合った価値がある」と感じる保護者も多いようです。
とはいえ、家計への影響は大きいため、しっかりと事前に計画を立てておくことが大切です。
偏差値・倍率は?入学難易度をチェック
追手門学院小学校の受験を考えるとき、「どのくらいの難易度なのか」は気になるポイントですよね。中学受験のように明確な偏差値があるわけではありませんが、倍率や受験方式から、ある程度の目安を知ることができます。
まず、入試倍率はおおむね1.1〜1.3倍程度で推移しており、関西の私立小学校の中では比較的落ち着いた数字です。2024年度は、男子が1.3倍、女子が1.1倍と報告されています。
この倍率から見ると、超難関というわけではありませんが、油断は禁物です。学力テストだけでなく、以下のような項目が総合的に見られます。
- 面接(保護者・本人)
- 行動観察や集団活動の様子
- 礼儀やマナー、落ち着き
また、願書の記載内容や面接でのやり取りも、学校の教育方針との相性を見るうえで重要視されるポイントです。
「偏差値が高くないから簡単」と思ってしまうと失敗につながることも。追手門学院小学校では、学力以上に“人柄”や“家庭の教育方針”との一致が求められている印象です。
きちんと準備をして、学校の特色を理解したうえで臨めば、十分にチャンスのある学校と言えるでしょう。
追手門学院小学校 お金持ち家庭に選ばれる環境

追手門学院小学校の校風、校則
追手門学院小学校は「ただの“お勉強”ではない、人としての土台をしっかり育ててくれる学校を探している」というご家庭には、まさにぴったりの環境といえるかもしれません。
校風や校則(ルール)は決して厳しすぎるものではなく、子どもたちの自主性や思いやりの心を育てるために整えられています。
校風
追手門学院小学校の最大の魅力のひとつは、「伝統」と「革新」がしっかりと共存しているところです。
- 1888年創立、西日本で最も歴史ある私立小学校のひとつ
- 礼儀を大切にする文化(校門での一礼、丁寧な言葉づかいなど)
- 大阪城公園に隣接した緑豊かな環境
- ICTや先進設備を取り入れた“未来型学習”も展開
静かな教育環境の中で、基本的な礼儀作法を大切にしながら、タブレットや電子黒板などのデジタルツールも積極的に取り入れています。お子さんの内面と外面、両方の成長をしっかり支えてくれるような空気感があります。
ルール
追手門学院小学校の校則は、「型にはめる」ものではなく、社会性や礼儀正しさを育てるためのものとして設定されています。
たとえば、こんな取り組みがあります。
- 登下校時には校門で一礼する習慣があり、自然と礼儀が身につく
- 掃除活動は異学年でペアになり、助け合いや年長者への配慮を学ぶ
- 朝礼や午後の活動で、メリハリある生活リズムを習慣化
- 服装や持ち物の指導はあるが、過度に厳しくない
こうしたルールを通して、子どもたちは「自分と他人を大切にする心」「規律ある行動」「責任感」などを日々の生活の中で身につけていきます。全体として、子どもの自主性を大切にしながらも、社会の一員として必要なマナーや姿勢を丁寧に育ててくれる設計になっています。
「給食あり」でワーママもうれしい

追手門学院小学校では、完全給食制度が採用されています。週5日すべての日に、校内の調理室であたたかい給食が用意されているので、「毎日お弁当を作るのは大変…」という共働き家庭にとっては、かなり助かるポイントです。
給食の特徴は以下の通りです。
- 校内の給食室で調理され、出来立てを提供
- 500名が一斉に食事できるスカイホールで食事
- 7品目のアレルギー対応も可能(卵・乳・えび・かに・ほたて・いか・たこ)
- 食材や調理スタッフに感謝する“心の教育”も大切にしている
見た目だけでなく、栄養バランスにも配慮されており、食育の一環としての給食が実現されている印象です。また、「黙食」のルールが設けられているなど、衛生面やマナーの指導も丁寧に行われています。
ワーキングママにとって、「毎朝の負担が少ない」「アレルギーにも対応してもらえる」「学校での食事環境が安心できる」という点は、学校選びにおいて大きなメリットになるはずです。
制服に感じる上品さと格式
追手門学院小学校の制服は、シンプルで上品、だけど格式を感じるデザインが特徴です。いかにも“お金持ち学校らしい”落ち着いた佇まいで、保護者からも「好感が持てる」という声が多く聞かれます。
具体的なポイントは次の通りです。
- 濃紺を基調としたシックなカラーリング
- きちんと感のあるセーラータイプやブレザー型
- 季節ごとに異なるバリエーションあり(冬服・夏服・合服)
- 指定の帽子・カバンなどもあり、全体的に統一感がある
いわゆる「かわいさ」や「おしゃれさ」を前面に出すタイプではなく、きちんとした教育の場にふさわしいデザインが採用されています。
いじめは?口コミから見る学校の雰囲気
追手門学院小学校では、いじめ防止に関する基本方針を策定し、全教職員が一丸となって取り組んでいます。 この方針には、いじめの未然防止、早期発見、迅速な対応が含まれており、児童が安心して学べる環境づくりを目指しています。
一方、口コミサイトなどでは、いじめに関するさまざまな意見が見受けられます。例えば、「小学生の時は、あまりいじめなどはなかったけど、後輩に聞くと、〇年生のいじめが酷いとか…」といった声もあります。 ただし、これらの口コミは個人の体験や主観に基づくものであり、学校全体の状況を正確に反映しているとは限りません。
いじめの有無や学校の雰囲気について知りたい場合は、学校説明会や公開行事に参加し、直接学校の様子を確認することをおすすめします。また、在校生や保護者の方々と直接話すことで、より具体的な情報を得ることができるでしょう。
出身の有名人は?華やかな卒業生たち
追手門学院小学校は、1888年の創立以来、多くの優秀な卒業生を輩出しています。その中には、各界で活躍する著名人も含まれています。例えば、作家の三田誠広さんや政治家の中山泰秀さんなどが挙げられます。 また、ジャズピアニストであり、数学オリンピックの金メダリストでもある中島さち子さんも、同校の卒業生として知られています。
卒業生を招いた講演会やセミナーを開催し、子どもたちが直接話を聞く機会を設けています。子どもたちは多様なキャリアパスや成功体験に触れ、自らの可能性を広げるきっかけを得ています。(参考:お受験じょうほう(関東首都圏))
追手門学院小学校はお金持ちの子ども多数。基本情報まとめ
- 年間学費の目安
・小学校:年間約102万円(初年度は約132万円) - 保護者の世帯年収の目安
・世帯年収1,200万円以上が目安
・医師・経営者・士業などの保護者が多い傾向あり - 最寄り駅からの距離
・Osaka Metro谷町線「天満橋駅」から徒歩約7分
・京阪本線「天満橋駅」からも徒歩7分
・JR東西線「大阪城北詰駅」から徒歩約10分 - 学習
・ICT活用型のメディアラボやフューチャーラボがある
・英語教育・探究型学習・中学受験対応にも注力 - 校風
・歴史ある進取の気風と品のある落ち着いた雰囲気
・保護者層も上品で教育熱心、いじめ防止の取り組みもあり - 主な中学進学先
・灘中学校
・甲陽学院中学校
・神戸女学院中学部
・東大寺学園中学校ほか