モコモコゼミは、年少から年長までの子どもたちが無理なく取り組める内容で、小学校受験に必要な基礎力や思考力を育てることができる通信教材です。最近では、Z会など他の有名通信教育と比較されることも増えてきました。どちらが自分の子に合っているのか迷っているご家庭も多いでしょう。
このページでは、モコモコゼミの年少・年長コースの特徴や、料金プラン、退会時の注意点まで、小学校受験を目指すご家庭にとって気になる情報をわかりやすくまとめています。モコモコゼミが自分たちの家庭に合っているかどうか、じっくり考えるための参考になれば嬉しいです。
モコモコゼミは小学校受験に効果ある?
小学校受験に向いている子はどんな子ですか?
小学校受験に向いている子というと、「お勉強ができる子」とイメージされがちですが、実際にはもっと幅広い力が求められます。
特別な才能よりも、日々の生活の中で育まれる“基本的な力”が、実は土台になるのです。
たとえば、こんなお子さんは受験との相性が良いと言われます。
- 大人の話を落ち着いて聞ける
- 集中して物事に取り組める
- 話しかけられたことにしっかり答えられる
- 初めての環境でも臆せずチャレンジできる
- 友達と関わる中でトラブルが少ない
とはいえ、これらは生まれつき備わっているというよりも、日々の積み重ねで育てていける力です。
だからこそ、受験までの時間を使って「聞く」「考える」「話す」「待つ」といった行動を、生活の中で意識していくことがとても大切になります。
そこで役立つのがモコモコゼミです。
モコモコゼミは、「聞く」「考える」「話す」「待つ」という4つの行動習慣を自然に育てる設計になっており、小学校受験に必要な“人としての土台”を築くのにも非常に相性が良い教材です。
「聞く」力
キャラクターと一緒に学ぶスタイルや、保護者の声かけガイドにより、指示をしっかり聞いて行動する練習ができます。
「考える」力
算数強化トレーニングやパズル系教材で、順序立てて考える力や問題を解く集中力が育ちます。
「話す」力
答えを声に出して説明するよう促す設計になっており、自分の考えを伝える練習にもなります。
「待つ」力
出席シールや取り組み表など、達成までの“過程”を楽しむ仕組みによって、すぐに答えが出ない場面でも我慢して取り組む習慣がつきます。
年少から始める意味とメリット
小学校受験の準備は、年中から始める家庭が多いですが、実は年少からスタートしておくと安心です。
というのも、年少期は学びに対する“姿勢”や“習慣”が、ぐっと身につきやすい時期だからです。
この時期に始めるメリットは、たとえば以下のような点に表れます。
- 勉強を「楽しいこと」として捉えやすい
- 机に向かう習慣が無理なく身につく
- 基礎的な言語力や数量感覚をじっくり育てられる
- 年中・年長での学びがスムーズに入ってくる
一方で、受験直前になって急に詰め込もうとすると、どうしても親子ともにストレスが増えてしまいます。
その点、年少からコツコツ取り組んでいけば、無理なく自然に、受験レベルに対応できる力が育っていきます。
たとえば、モコモコゼミの年少コースでは、ぬりえ・シール・パズルなど、“遊び感覚”で取り組める教材が充実しています。
このおかげで、勉強というより「遊びの延長」で、子どもの思考力や集中力を伸ばすことができます。
つまり、まずは楽しく始めて、「勉強っておもしろい!」と感じる土台を作っておくことが、後の大きな伸びにつながっていくのです。
年長向けコースの難易度と特徴
年長になると、小学校受験本番に向けた「応用力」が問われる時期に入ります。
この時期の教材は、一気に難易度が上がり、単なる知識だけでなく、思考力・判断力・表現力といった“複合的な力”が必要になってきます。
たとえば、モコモコゼミの年長コースではこんな特徴があります。
- 問題文が長くなり、読み取る力が求められる
- 数・図形・言語のすべてが応用問題として出題される
- 条件整理や比較、因果関係の理解など、論理的思考が必要
- ペーパー試験対策に加えて、就学準備にもつながる構成
一見かわいらしいデザインの教材ですが、内容はしっかりと高難度。
特に、中学受験でも頻出の「旅人算」や「てこ・てんびん」などの導入が含まれているのは驚きです。
このレベルに無理なく対応できるようにするには、やはり年中以前の段階で「考えることに慣れている」状態が理想です。
また、年長コースでは保護者向けの「がくしゅうのてびき」も充実しており、子どもが自分で考えるための“声かけのコツ”まで学べる点も好評です。
本格的な力を育てるためのラストスパートとして、年長の1年は非常に濃い内容になります。
だからこそ、余裕を持ってスタートできると安心ですね。
2歳児から始める人も多い。
モコモコゼミは1歳から始められますが、実際には2歳からスタートするお子さんも多いようです。
というのも、この時期は「覚える」ことよりも、「感じる」「試す」「楽しむ」といった経験が大切になるからです。
たとえば、モコモコゼミの2歳向け「プチコース」では、パズルやぬりえ、知育カードなどを使って、自然と「見る力」「比べる力」「考える力」に触れることができます。
さらに、「出席シール」などの工夫により、小さな子どもでも達成感を味わいやすくなっています。
こうした仕掛けが、学びへのやる気を引き出すポイントになっているのです。
つまり、家庭での学びは“楽しさ”が原動力。
2歳児には、「机に向かう練習」よりも、「親子で一緒に楽しむ時間」を大切にできる教材がぴったりといえるでしょう。
算数強化トレーニングで伸ばせる思考力とは
「算数の力」と聞くと、計算が早くなる、数に強くなる…そんなイメージを持ちやすいかもしれません。
ですが、幼児期の算数強化で本当に育てたいのは「思考力」。これは単なる暗記や計算とはまったく違う力です。
モコモコゼミの「算数強化トレーニング」では、以下のような“考える力”を重点的に育てていきます。
- 条件整理の力(情報を読み取ってまとめる)
- 図形認識の力(見えない形や構造をイメージする)
- 比較・分類の力(大小・長短・多少の関係性をつかむ)
- 論理的思考(順序立てて考え、筋道を立てて答える)
- 発見と応用(問題のルールを見つけ、自分で使う)
たとえば、「同じ形を探して並べる」「カードを順番どおりに並べる」「絵を見て数を答える」といった問題を通して、子ども自身が“考える経験”を積むことができます。
また、数の学習に限らず、「なんで?」「どうして?」と疑問をもつことも立派な思考力。
そうした問いに寄り添いながら、子どもが「自分で解決する力」を少しずつ伸ばしていくのが、算数強化トレーニングの狙いです。
中学受験でも頻出の「文章題」「図形問題」「条件整理問題」などは、まさにこの“思考のベース”が試されます。
ですから、幼児期にこうした力を育てておくことは、先々の学力にもつながっていくんですね。
モコモコゼミで小学校受験準備。始め方と注意点
口コミで見る教材のリアルな評判
教材選びで気になるのが、やっぱり実際に使っている人の声ですよね。パンフレットや公式サイトでは見えてこない「リアルな使い心地」を知るには、口コミはとても参考になります。
モコモコゼミの口コミを見てみると、以下のような評価が多く見受けられます。
- 「キャラクターが可愛くて、子どもが毎月楽しみにしている」
- 「見た目はゆるいのに、中身はしっかりした問題ばかり」
- 「受験を考えている家庭にとっては、良質な土台作りになる」
- 「年長コースになると急に難しくなってびっくりした」
- 「教材が少なめなので、他と併用して使っている」
このように、モコモコゼミは“楽しく続けられるのに中身は本格派”という、ちょっとギャップのある教材として親しまれているようです。
一方で、「教材の量が少ない」「カード類の収納が大変」「英語が含まれていない」といった声もちらほら。つまり、向いている家庭・そうでない家庭がはっきり分かれる教材とも言えます。
ポイントは、目的を明確にしておくこと。
たとえば「小学校受験を意識して思考力を伸ばしたい」という場合には非常に相性が良く、口コミでも「子どもが考える力をつけた」という実感が多く見られますよ。
z会との違いを徹底比較
「Z会」と「モコモコゼミ」、どちらも“ハイレベルな幼児通信教育”としてよく名前が挙がります。でも、内容や狙っている力には意外と違いがあります。
ざっくり言うと、以下のような違いがあります。
比較項目 | モコモコゼミ | Z会 |
---|---|---|
対象 | 1歳~6歳(未就園児からOK) | 年少~年長 |
特徴 | 小学校受験対応、こぐま会教材 | バランス型の総合教材、思考力重視 |
問題構成 | ワーク+カード・ぬりえなど | ワーク中心+体験課題 |
難易度 | 年長になると受験対応の難問も | 難易度は高めだが広く浅く対応 |
親の関わり方 | 学習の手引きあり、声かけ推奨 | 親子で一緒に取り組む体験型が多い |
モコモコゼミは、受験を見据えた「地頭づくり」に強く、1歳から始められる点も大きな特徴。一方、Z会は思考力を伸ばしつつ、生活体験や好奇心を引き出す内容になっています。
「机でしっかり考える練習をしたい」ならモコモコゼミ。
「探究心や学ぶ楽しさを広く育てたい」ならZ会。
どちらを選ぶかは、お子さんのタイプやご家庭の教育方針に合わせて検討するのが良いでしょう。
料金はいくら?料金プランを解説
教材の質も大切ですが、毎月かかる料金もやっぱり気になりますよね。
モコモコゼミは、有名進学塾SAPIXと提携し、こぐま会の教材を使っているにも関わらず、比較的リーズナブルな価格設定になっています。
料金体系はコースごとに異なり、入会金・年会費は一切かかりません。
支払いは月額制で、年払いなどの一括払いもなく、明朗会計なのも嬉しいポイント。
プチコース(1~2歳) | 1,738円 |
プレコース(2~3歳) | 3,278円 |
年少コース(3~4歳) | 3,278円 |
年中コース(4~5歳) | 3,278円 |
年長コース(5~6歳) | 3,278円 |
算数強化トレーニング | 1,991円 |
モコモコチャンネル (動画配信オプション) | 1,078円 |
もし教材がお子さんに合わなければ、期限内の退会で無料になるキャンペーンもしています。体験してから判断できるのは本当にありがたいですよね。
教材本体だけで見れば、月額2,000円台で受講が可能。幼児教室に通う場合の月謝(1万円以上)と比べると、かなりコストを抑えて学習できるのが魅力です。
ただし、教材の分量はやや少なめ。そのため、
- 他の市販ワークで補う
- 算数強化コースを併用する
- 必要に応じてバックナンバーを購入する
といった工夫をしている家庭も多いようです。
とはいえ、こぐま会のメソッドを自宅で受けられると考えれば、コストパフォーマンスはかなり高いといえます。「限られた予算でしっかり受験準備をしたい」という方には、かなり心強い選択肢です。
退会時に注意すべきポイント
モコモコゼミは「入退会が自由」と公式にも記載されており、気軽に始められる一方で、退会時にはいくつか注意点があります。
特に意識しておきたいのは、次の3つです。
- 退会申請は「15日まで」に行う必要がある
- 16日以降に申請すると翌月扱いになる
- 申請は「専用フォーム」からのみ可能。電話やメールでは受付不可
つまり、「当月限りで終了したい」と思った場合は、その月の15日までに手続きを済ませることが大切です。うっかり忘れてしまうと翌月分が課金されてしまうので、カレンダーにメモしておくのがおすすめです。
また、キャンペーン期間中で「合わなければ無料」という特典がついている場合も、同じく15日までの申請が条件となっています。
操作自体は簡単で、公式サイトの「退会・オプション解約」ページからフォームを送信するだけ。
とはいえ、締切日を過ぎると自動で翌月更新となるため、タイミングには十分注意しておきたいですね。
小学校受験で親は何割くらい勉強に関わるべき?
最後に小学校受験おいて、親がどのぐらい関われば良いか?についてです。
小学校受験は子どもだけでなく親の関与がとても重要ですが、目安としては“親が5〜7割は関わる”と考えておくと良いでしょう。
なぜなら、小学校受験は単なる学力だけでなく、
- 面接の受け答え
- 日常生活のマナー
- 集団行動や手先の器用さ
といった、家庭でのしつけや日々の積み重ねが試される場面が多いからです。
特に通信教育を利用する場合、教室型と違って先生の直接フォローがありません。そのぶん、親のフォローが必要となります。具体的には、
- 教材のスケジュール管理をする
- 毎日の取り組みを見守る
- 声かけでモチベーションを保つ
といったサポートを続けていくことが必要です。
「親が勉強を教えなきゃ」と気負う必要はありませんが、環境を整え、寄り添いながら学びを見守る姿勢がとても大切。
とはいえ、がんばりすぎるとお互いに疲れてしまうので、適度な距離感で「一緒にチャレンジする」という気持ちを持つことが成功の秘訣です。
モコモコゼミ 小学校受験に効果的な理由まとめ
- モコモコゼミは小学校受験に特化した通信教材
- z会と比べて受験向けの構成が充実
- 口コミでは「楽しく続く」「内容が濃い」と好評
- 算数強化で思考力や論理的な考え方を伸ばせる
- 年長コースは応用力を養う内容が中心
- 2歳から始められ早期教育にも対応
- 退会は自由だが15日までの申請が必要
- 料金は月額2,000円台でコスパが高い
- 合わなければ無料になるキャンペーンを実施中