田園調布学園は立地や学費、進学実績などから「裕福な家庭の子が多そう」と感じる方も多いかもしれません。
この記事では、田園調布学園に本当にお金持ちが多いのかを検証しつつ、田園調布雙葉学園との違いや、学費・偏差値・進学先など、気になるポイントを詳しく解説していきます。
「田園調布学園ってどんな学校?」「学費はどれくらい?」「雙葉と比べるとどうなの?」といった疑問を持つ方に向けて、初めての人にもわかりやすくまとめました。学校選びや教育環境の参考に、ぜひご覧ください。
田園調布学園にお金持ちが多いと言われる理由

田園調布学園と田園調布雙葉学園の違い
名前も場所も似ている「田園調布学園」と「田園調布雙葉学園」。同じエリアにある女子校ですが、実は中身はけっこう違います。ここでは、よく混同されがちなこの2校の違いをわかりやすく整理してみました。
設置母体・宗教の有無
- 田園調布学園は「学校法人調布学園」が運営していて、宗教色はありません。
- 田園調布雙葉学園はカトリック系の学校で、母体は「幼きイエス会」という女子修道会。キリスト教の価値観を大切にした教育が行われています。
教育の形態
- 田園調布学園は中高一貫校ですが、2014年からは高校からの入学も可能な併設型中高一貫に。外部からの高入生もいます。
- 田園調布雙葉学園は完全中高一貫制。高校からの募集はなく、中学へは主に附属小学校や附属幼稚園からの内部進学者が中心です。
校風・生徒の雰囲気
田園調布雙葉学園はまさに“ザ・お嬢様校”。上品で控えめな雰囲気があり、通う生徒の家庭も文化的・経済的に恵まれているケースが多めです。
田園調布学園は進学に力を入れていて、真面目で落ち着いた雰囲気。礼儀やマナーも評価されていますが、「お嬢様学校」という印象はそれほど強くありません。
学費が高いって本当?田園調布学園の費用
田園調布学園の学費は、私立の中高一貫校の中では平均〜やや高めの水準です。
とはいえ、教育の中身や施設の充実度を考えると、しっかり納得できる内容になっています。
中等部・高等部の初年度納入金
- 中等部:946,000円
- 高等部:906,000円
これには、入学金・授業料・施設費・教育充実費などがすべて含まれています。
初年度に必要な金額として、だいたい90万円〜95万円前後の準備が必要になります。
その他にかかる3年間の費用
【中等部】
- 教材費・体験学習費・学習体験旅行費:約460,000円
- 後援会費:約190,800円
- 生徒会費:約17,280円
→ 合計:約670,000円
【高等部】
- 教材費・体験学習費・学習体験旅行費:約305,000円
- 後援会費:約190,800円
- 生徒会費:約17,280円
→ 合計:約510,000円
中等部3年間で約67万円、高等部で約51万円の追加費用が発生します。
行事や体験活動、教材関連の費用が中心で、学びの幅を広げるための出費です。
学費と教育のバランス
金額だけ見ると高く感じるかもしれませんが、田園調布学園では探究型の授業や体験型学習がしっかり組み込まれているのが特徴です。
学力だけでなく、考える力や人間力を育てる教育方針に共感して通わせる家庭が多く、費用に見合った内容と言えるでしょう。認した上で検討することが大切です。
田園調布学園の偏差値はいくつ?
田園調布学園の偏差値は、中等部と高等部で少し違いがありますが、どちらも首都圏女子校の中では比較的高めの水準にあります。しっかりと学力が求められる学校と言えるでしょう。
中等部の偏差値
中等部の偏差値は、模試会社によって多少の差はありますが、だいたい62〜70あたりに位置しています。
これは女子の私立中学校の中でもかなり上位のレベルで、高得点層からの注目度も高いことがわかります。
特に、探究型の授業や、しっかりとした学習指導体制が支持されており、「学力も人間力も育てたい」という家庭から選ばれています。
高等部の偏差値
高等部(高校入試)の偏差値は、おおよそ55〜57程度。中等部に比べるとやや落ち着いた数値になっていますが、これは併設型校ならではの特徴も関係しています。
というのも、田園調布学園では中学から入学した生徒の多くがそのまま高校へ内部進学するため、高校からの外部募集枠がそもそも少なめ。
偏差値だけで学校の学力レベルを判断するのは少し難しい面もあります。
偏差値だけじゃない「学びの中身」
こうした学力の土台を支えているのが、田園調布学園独自の教育スタイル。
協同探究型の授業や、実体験を重視した学びを通じて、「自分の言葉で考え、伝える力」を伸ばしていくのが特徴です。
その結果、ただ成績が良いだけではなく、思考力や表現力に長けた生徒が育っていることが、偏差値の高さにもつながっていると考えられます。
制服に見る田園調布学園の品格

田園調布学園の制服は、清楚で上品なデザインが魅力。
その見た目の美しさだけでなく、学校の伝統や教育方針までも表現しているような存在です。
冬服は伝統を大切にしたセーラー服
冬服は、創立当初から大きく変わらない伝統的なセーラー服。
落ち着いた色合いとスッキリしたデザインで、生徒たちは自然と丁寧な所作や礼儀を意識するようになるといいます。
制服の力って、意外と大きいんですよね。
夏服は生徒の声から生まれた現代風デザイン
2018年度からは夏服がリニューアルされ、上品さを残しつつ現代的な要素をプラスしたデザインに。
特徴的なのは、この制服が有志の生徒たちの提案から生まれたという点です。
白と青のブラウスから選べたり、中等部・高等部でリボンの色が違ったりと、さりげないおしゃれ感もあります。
スラックスも選べる柔軟さ
スカートだけでなく、スラックスの選択肢も用意されているのがポイント。
着心地や動きやすさを大切にしつつ、個性を尊重する姿勢が感じられます。
それでも制服全体としての“品”はしっかり守られていて、田園調布学園らしいバランス感がよく表れています。
制服は毎日着るものだからこそ、そこに学校の姿勢や雰囲気がにじみ出るもの。
田園調布学園の制服はまさに、「品格のある学びの場」を象徴する存在といえそうです。
田園調布学園の進学実績と有名人
田園調布学園はここ数年で進学実績がぐんと伸びてきていて、学力面でも注目される存在になっています。
難関大学への合格者数も着実に増えており、保護者からの信頼も厚い学校です。
難関大にも多数合格
たとえば2022年度には、なんと東京大学に2名が合格。
女子校全体の中でも評価される成果で、着実な学力の積み上げが感じられます。
そのほかの主な実績は以下の通り
- 早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科大):合格者数 67名
- GMARCH(学習院・明治・青山・立教・中央・法政):合格者数 163名
難関私立にこれだけ多くの合格者を出しているのは、しっかりとした学習サポート体制と、生徒の自発的な学びを大切にする校風のたまものです。
探究型の授業が学力アップにつながっている
田園調布学園では、探究型授業や土曜プログラムなど独自の取り組みが活発。
ただ知識を詰め込むのではなく、「自分で調べて、自分の言葉で伝える力」を育てることを重視しています。
このスタイルが、生徒の学力だけでなく、表現力・思考力・進路選択の幅広さにもつながっているんですね。
卒業生に有名人はいる?
卒業生の中には、メディアや教育の分野で活躍している人もいますが、芸能人などの著名人はそこまで多くはない印象です。
雙葉学園などと比べると、“有名人を多数輩出”というタイプの学校ではありません。
それでも、田園調布学園の魅力は着実で堅実な進学実績にあり。
派手さよりも、「確かな学力」と「将来につながる教育」を求めるご家庭に選ばれている学校です。
評判が悪い?噂の真相とは
田園調布学園について、「評判が悪いらしい」といった噂を聞くことがあるかもしれません。
でも実際には、評価が分かれる部分があるだけで、学校全体の質が低いというわけではありません。
こういった噂の背景には、昔「調布学園」と呼ばれていた頃のイメージが影響している可能性があります。
当時は、今ほど進学実績が高くなかったこともあり、学校全体のブランド力もそこまで強くはなかったようです。
ただ、今では教育の中身が大きく進化していて、礼儀やマナーの指導にも力を入れています。
通学中の生徒のふるまいが丁寧で、地域の人たちからも「感じがいい」と言われることも増えてきました。
また、近年の進学実績の伸びにより、「学力のある学校」という認識も広まりつつあります。
とはいえ、「お嬢様学校」として知られる田園調布雙葉学園と比べられると、どうしても格式や家柄の印象がやや控えめに映ることもあるようです。
保護者の経済的・文化的な層の違いが、「格の差」として語られてしまうことも、噂の一因かもしれません。
でも実際のところ、そういった印象だけで判断するのはもったいない話。
学校の評価は、昔のイメージや外からの印象ではなく、現在の教育内容や実績をきちんと見て判断することが大切です。
田園調布学園のお金持ち度は「雙葉」と比べてどう?

田園調布雙葉の学費はいくら?
田園調布雙葉学園では、中学・高校での入試は実施していないため、ここでは小学校の入学時にかかる費用を紹介します。
全体としては、私立小学校の中でも高めの金額設定ですが、それだけに教育の質や伝統、環境の良さを重視したい家庭に選ばれています。
入学時にかかる費用
- 入学金:300,000円
- 施設拡充費:150,000円
この2つを合わせて、入学手続き時に450,000円が必要になります。
年間でかかる費用(2024年度参考)
- 授業料:694,000円
- 施設拡充費:205,000円
- 冷暖房費:15,000円
- 後援会費:7,500円
これらを合計すると、年間の納入金は約921,500円になります。
さらに、制服や教材、学校行事などの実費が加わるため、年間100万円前後の負担になると考えておくと安心です。
任意の寄付金について
また、任意ではあるものの、1口10万円×4口以上の寄付が推奨されています。
強制ではないとはいえ、学校の教育活動や環境整備に協力する姿勢が重視されていることは覚えておきたいポイントです。
田園調布雙葉学園は、金額だけ見ると確かに高めではありますが、その分、長い歴史と品格を大切にした教育環境が整っているのも事実。
経済的なゆとりが求められる学校ではありますが、それに見合う価値を感じて入学を決めるご家庭が多いのも納得です。
田園調布雙葉学園の偏差値と入学難易度
田園調布雙葉学園は、都内でもトップレベルの女子中学校として知られていて、入学にはかなり高い学力が求められます。
進学塾や模試会社のデータによると、偏差値はおよそ70前後。
この数値からも、受験する子どもたちのレベルの高さがうかがえます。
ただし、この学校の特徴は高校からの募集が一切ないこと。
中学受験での1回きりのチャンスとなるため、倍率も高くなりがちで、かなり狭き門です。
さらに、試験はペーパーテストだけでなく、面接や適性を見る評価も重視されるスタイル。
学力はもちろんのこと、受験生の人柄や育ちの良さ、ご家庭の教育方針なども、選考のポイントになっているようです。
また、保護者の職業や家庭の雰囲気など、学校のカラーと合っているかどうかも見られることが多く、いわば「学力+家庭の文化的背景」での総合評価というイメージ。
つまり、田園調布雙葉の入試では、テストの点数だけではなく、その子とご家庭が学校に合っているかどうかまで含めて見られているということです。
受験を目指すなら、早めの準備はもちろん、家庭全体で学校にふさわしい空気感をつくっていくことも大切になってきます。
田園調布雙葉学園 親の職業はどんな人?
田園調布雙葉学園に通うご家庭は、いわゆる**“ハイソ”な層**が多い傾向にあります。
親の職業にもその雰囲気がしっかり表れていて、落ち着いた品のある生活スタイルが自然と共通しています。
たとえば、よく見られるのは…
- 医師
- 弁護士
- 大学教授
- 会社経営者
- 大手企業の管理職・役員
- 公務員や外交官などの安定した職業
こうした経済的・文化的にゆとりのある家庭が多く、学園の伝統的な教育スタイルに共感して選ばれている印象です。
派手さや華美さを求めるというよりは、「静かに、丁寧に暮らす」価値観を大切にする空気が保護者間にもあるようで、家庭の教育方針や人柄も“学園のカラーと合うかどうか”が大切にされていると感じられます。
雙葉の教育は、学力だけじゃなく「人としての品格」や「社会に貢献する姿勢」を重視しているので、親の姿勢や理解も自然と求められる学校と言えるでしょう。
田園調布雙葉学園は雅子さまの母校?
はい、田園調布雙葉学園は皇后雅子さまのご出身校としてもよく知られています。
これは、学園のもつ格式や教育の品格を象徴するエピソードとして、多くの人に語られてきました。
雅子さまは、幼稚園から中等部までを田園調布雙葉で過ごされ、その後、別の進路に進まれています。
在学中に育まれた礼儀や教養、宗教教育の影響は、皇室でのご公務にも通じる部分があると考えられています。
また、雅子さまだけでなく、
- 有名アナウンサー
- 文化人
- 教育界で活躍する人たち
など、さまざまな分野で卒業生が活躍中。
これもまた、「お嬢様学校」としての雰囲気や実績の厚みにつながっています。
格式ある家庭の子女が通う学校というイメージが定着しているのも、こうした背景があるからなんですね。
伝統を大切にしながらも、時代に合わせて教育をアップデートしている姿勢が、今も変わらぬ人気の理由です。
田園調布雙葉学園出身の有名人は?
田園調布雙葉学園は、伝統と格式を持つ女子校として知られており、その卒業生の中には、メディアやアナウンスの世界で活躍している有名人もたくさんいます。
特に目立つのが、アナウンサーやキャスターとして活躍している方々です。
たとえば…
- 長野智子さん(フリーアナウンサー・元フジテレビ)
報道番組のキャスターとしても有名で、知的で落ち着いた雰囲気が印象的ですよね。 - 長島三奈さん(スポーツキャスター)
テレビ朝日系列でスポーツ番組に長年出演しており、野球ファンにはおなじみの存在です。
そのほかにも、
- 梅津弥英子さん(フジテレビ)
- 杉上佐智枝さん(日本テレビ)
- 宮本愛子さん(元NHKアナウンサー)
など、各テレビ局で活躍しているアナウンサーが多数います。
まるで“アナウンサー養成校”と呼ばれても不思議じゃないくらい、話し方や表現力が育つ環境があるのかもしれませんね。
こうした卒業生の活躍を見ると、田園調布雙葉の教育が学力だけでなく、礼儀や品格、社会性といった部分にも力を入れているのが伝わってきます。
「将来、社会で活躍できる人に育ってほしい」――そんな願いを持つ家庭にとって、この卒業生たちの存在は大きな安心材料にもなっているのではないでしょうか。
田園調布学園がお金持ちと言われる理由をまとめ
- 年間学費の目安
初年度納入金は中等部で約94.6万円、高等部で約90.6万円。その他の費用も含めると、年間の総費用は約100万〜120万円程度 - 保護者の世帯年収の目安
学費や教育環境を考慮すると、年収700万〜1000万円以上の家庭が中心。中にはそれ以上の高所得層も。 - 最寄り駅からの距離
東急東横線・田園調布駅から徒歩圏内(約10分以内)で通学可能。アクセスの良さと安全な住宅街の立地も魅力 - 学習
協同探求型授業や土曜プログラム、体験活動を重視した教育を実施。学力の定着だけでなく、自発的な学びや社会性も育てます。 - 校風
「捨我精進」の精神に基づき、礼儀・品格・思いやりを重視する校風。お嬢様学校とまでは言えないが、上品で落ち着いた雰囲気があります。 - 主な進学先
東京大学、早慶上理、GMARCHなど難関大学への合格者多数。特にGMARCHへの進学実績が安定しており、堅実な進路指導に定評があります。