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お金持ちウォッチャー
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お金持ち家庭に人気の私立学校を紹介!

成蹊高校=セレブ校って本当?学費・制服・保護者像まで徹底解説

成蹊高校がお金持ちに選ばれる理由と年間にかかるリアルな費用
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成蹊高校(読み方:せいけいこうこう)って“お金持ちの子どもしかいない”って本当?
東京都内でもブランド力が高く、政治家や芸能人の卒業生も多いこの学校。
本記事では、実際にかかる費用(学費・寄付・制服代)から、通っている家庭の年収層、お金持ちに選ばれる理由までリアルに掘り下げて紹介します。
「庶民でも入れるのか?」「どこまで経済的な覚悟がいるのか?」が5分でわかる内容になっています。

目次

成蹊高校はお金持ちの行く学校?費用のまとめ

成蹊高校がお金持ちに人気の理由とは

初年度に必ずかかるお金は?学費調査

まず気になるのは、やはり“リアルな費用感”。
成蹊高校に通うには、実際いくらかかるのでしょうか?
入学金、授業料、制服、施設費など、初年度・年間で見ていきましょう。

  • 入学金:30万円
  • 授業料(年間):66万8,000円(東京都の制度により、都民は48万4,000円まで補助あり)
  • 施設費(年間):20万円
  • 生徒会費・PTA会費など:1万5,000円ほど
  • 成蹊会費(在学中一度のみ):3万6,000円

これらを合計すると、初年度でおよそ118万円ほどが必要になります。これには制服代や教材費などは含まれていないため、実際にはもう少し多めに見積もっておくと安心です。なお、授業料については東京在住の生徒は就学支援金制度の利用により48万4,000円まで無償となります。

寄付金やその他の費用はある?

成蹊高校では、任意の寄付金制度が設けられています。あくまで「任意」とされていますが、入学時に1口10万円×2口(計20万円)程度をお願いされることがあるという声も見られます。

寄付金の有無は家庭の判断に委ねられますが、周囲の動向や暗黙の雰囲気によっては“実質的な負担”と感じる保護者もいます。

また、制服代(約10万円前後)、教材費、遠足や研修旅行費、クラブ活動費なども別途必要です。特に探究学習や英語研修、留学プログラムなどに参加する場合は、追加費用が発生することもあります。

授業料以外にも多くの支出があることを理解したうえで、余裕のある教育資金の計画が重要となります。

成蹊高校に通う家庭の年収層はどれくらい?

成蹊高校に通う家庭の年収層は、概ね700万〜1,200万円以上が中心とされています。とはいえ、東京都には「私立高校授業料無償化制度」があり、東京在住の生徒は就学支援金の対象となれば、年間48万4,000円まで授業料が無償になります。

そのため、近年は以前よりも中堅層の家庭が入りやすくなったという声もあります。制度を活用すれば実質的な授業料負担が大きく軽減され、教育の選択肢として私立校がより現実的になるのです。

ただ、実際に通っている家庭には医師、士業、会社役員などの職業が多く「経済的に安定した家庭が集まりやすい環境」である点は今も変わりません。

成蹊高校の制服はかわいい!費用は○○円

成蹊高校の制服はかわいい?
イラストはイメージです

成蹊高校の制服は、落ち着いた中にも品のあるデザインで評判です。特に女子の制服は「かわいい」という声が多く、人気があります。

女子の制服を例に、こだわりポイントとコストをチェックをしていきます。

  • ジャケット:チャコールグレーでシンプルだけど高級感あり
  • ブラウス:オフホワイトで清楚な印象
  • リボン:落ち着いたピンク色でやわらかいアクセント
  • エンブレム:SSの文字と桃の花がデザインされていて印象的

制服には刺繍や生地の質にもこだわりが見られ、実際に着ている生徒たちも「着心地がいい」「誇らしく感じる」と感じることが多いようです。ブランド制服に近い雰囲気があるので、学校外でも好感を持たれることが多いという声もあります。

制服代はそれなりにかかるのも事実。入学時には冬服・夏服・体育着・通学用バッグなどを一式そろえる必要があり、10万円前後の出費が想定されます。

成蹊高校はお金持ち有名人も多数輩出。倍率・進学実績を調査

成蹊高校はお金持ち有名人も多数輩出。倍率・進学実績を調査
画像はイメージ

成蹊高校の倍率と人気の関係

成蹊高校は、東京都内でも「人気のある私立高校」として知られており、入試倍率の高さからもその注目度がうかがえます。ここ数年の一般入試では、おおむね1.5〜2.5倍前後の倍率が続いており、2023年には約2.9倍と、さらに高い数字を記録しました。

なぜこれほどまでに人気があるのか?そこには、いくつかの理由があります。

  • 進学実績が安定している
     成蹊高校は、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学など、難関大学への合格者を毎年輩出しています。指定校推薦や内部進学も充実しており、幅広い進路選択ができるのが魅力です。
  • 教育環境が整っている
     ICT機器の活用や探究学習、国際理解教育など、現代的な教育スタイルを取り入れており、生徒の自主性を育てるプログラムが豊富です。
  • 歴史とブランド力
     100年以上の歴史がある成蹊学園は、「良家の子女が通う学校」としてのイメージも強く、保護者からの信頼も厚いです。

このような背景から、「しっかりした教育を受けさせたい」「将来の選択肢を広げてあげたい」と考える家庭にとって、成蹊高校は魅力的な選択肢のひとつとなっているのです。

ただし、倍率が高い=誰でも簡単に受かる学校ではありません。志望するなら、しっかりとした準備と計画的な対策が必要です。

成蹊高校出身の有名人は?

やっぱり“どんな人が通ってたか”は、学校のイメージに直結します。
ここでは、成蹊高校出身の有名人たちをジャンル別に紹介します。

  • 政治界
     - 安倍晋三(元内閣総理大臣)
     - 古屋圭司(衆議院議員)
     - 若林正俊(元農林水産大臣)
  • 芸能・報道
     - 中井貴一(俳優)
     - 高島彩(元フジテレビアナウンサー)
     - 小林千恵・新井隆太(アナウンサー)
  • 音楽・文化
     - すぎやまこういち(作曲家、『ドラゴンクエスト』シリーズ)
     - 服部克久・服部隆之(音楽家・作曲家)
     - 東儀秀樹(雅楽演奏家)
  • スポーツやその他
     - 武田英二郎(プロサッカー選手)
     - 加藤良三(元プロ野球コミッショナー)
     - 坂茂(建築家)

こうして見ると、成蹊高校が単に進学実績だけでなく、幅広い分野での人材育成に強みを持っていることが分かります。

卒業生の活躍を見て「自分もこんなふうになりたい」と思う中学生も多く、そうしたロールモデルの存在が、受験生の心をつかんでいるのかもしれませんね。

成蹊高校は難関校ですか?

「成蹊高校って、やっぱり難関なの?」という疑問を持つ方も多いかもしれません。答えは「比較的難関校に分類される」と言えるでしょう。

偏差値としてはおおよそ65前後(年度や模試によって差あり)で、都内の私立高校の中でも中堅上位〜難関クラスにあたります。受験するには、それなりの学力と準備が必要です。

ただ、難関=厳しいだけではなく、成蹊高校にはこんな特色もあります。

  • 選抜は人物重視の傾向もあり
     学力試験だけでなく、学校の雰囲気に合った生徒を求めるため、内申や面接での評価も大切にされることがあります。
  • 内部進学とのバランスも特徴的
     中学からの内部進学生が多い一方で、高校から入る外部生も歓迎されており、入試では「高校受験組」も一定のチャンスがあります。
  • 教育内容は応用力重視
     ただ暗記するだけでなく、自分で考え、調べ、発表するスタイルの授業も多く、入学後は思考力や表現力が問われる環境になります。

前述の通り倍率も高いため、「とりあえずで受ける」と合格は難しいかもしれませんが、しっかりと対策をすれば目指せるレベルにあります。

難関校ではありますが、ただの受験エリートを育てる学校ではないというのが成蹊高校らしさ。知識だけでなく、人間性や発信力も大切にする教育方針が、受験生や保護者に選ばれる理由となっているようです。

成蹊高校の内部進学率は?

成蹊高校には、成蹊大学への内部進学制度があります。「高校から入っても大学までそのまま行けるの?」と気になる方も多いですよね。

実際には、成蹊高校の卒業生のおよそ30%が成蹊大学へ内部進学しているとされています。つまり、進学先として一定数の生徒がこのルートを選んでいるということです。

ただし、「誰でも自動的に進める」というわけではなく、内部進学には基準があります。高校3年間の成績や出席日数などがチェックされ、一定の条件をクリアする必要があります。

  • 指定された成績基準を満たす
  • 欠席や遅刻が一定以下であること
  • 学校生活全体を通じた態度も評価対象

これらを満たした生徒に対し、内部推薦の資格が与えられます。実際に、ここ数年では80%前後の生徒がこの資格を得ているというデータもあり、しっかりと学校生活を送れば十分に可能性がある制度です。

進学先としての成蹊大学は、文系・理系ともにバランスの取れたカリキュラムが整っており、首都圏の私立大学として根強い人気があります。
そのため、「大学受験を回避して、落ち着いた進学を希望したい」という生徒にとっては、安心できるルートといえるでしょう。

一方で、成蹊高校からは他大学へ進学する生徒も多く、東大・早慶・MARCHなどへの合格実績もあるため、進学先の選択肢は幅広いのが魅力です。

成蹊高校の校則は厳しい?

成蹊高校の校則については、「そこまで厳しくない」という声が多く見られます。いわゆる“進学校”の中では比較的自由な校風が特徴で、生徒の自主性を尊重する方針が根づいています。

たとえば、以下のようなルールはありますが、細かすぎる取り締まりは少ないようです。

  • 髪の染色やピアスは禁止(ただし厳しい取り締まりは少ない)
  • 制服の着崩しはNGとされているが、常識の範囲内での個性は許容
  • スマートフォンは学校内での使用に制限あり(教室内では原則禁止)

「派手すぎなければOK」「生徒の判断に任せる」など、ある程度の裁量を生徒に与えているのが成蹊スタイル。先生方も“取り締まる”というより、“見守る”スタンスに近く、日常生活では窮屈さを感じにくいと言われています。

また、中学校と高校では校則の運用に違いがあるという声も。成蹊中学校はやや厳しめで、高校になると少し緩やかになる傾向があるようです。

「自由だけどだらけすぎない」。そんな絶妙なバランスを保っているのが、成蹊高校の校則の魅力かもしれません。自主性を伸ばしながら、節度ある学校生活を送りたいという方には、ぴったりの環境と言えるでしょう。

成蹊高校 お金持ち家庭に選ばれる理由まとめ

ここまでの内容をふまえて、「成蹊高校はやっぱりお金持ち向けなのか?」をあらためて整理します。
学費・校風・通っている家庭の年収目安などから、最終的な印象をまとめました。

  • 年間学費の目安
     初年度:約118万円、2年目以降は年間約88万円。授業料は東京都の制度により、都民は48万4,000円まで補助あり。
  • 保護者の世帯年収の目安
     おおよそ年収700万〜1,000万円以上の家庭が多い傾向。就学支援金制度の活用も可能。
  • 最寄り駅からの距離
     JR中央線「吉祥寺駅」から徒歩約15分、またはバスで約5分と通いやすい立地。
  • 学習
     探究学習やプレゼンテーションを重視したカリキュラム。進路指導も丁寧で個別対応あり。
  • 校風
     比較的自由で落ち着いた雰囲気。自主性を重んじる一方で、節度ある生活態度が求められる。
  • 主な大学進学先
     成蹊大学への内部進学(約30%)のほか、東京大学・早慶・MARCHなど難関大学への進学実績も豊富。
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